南六郷ブルース

Twitterで書ききれないことを補完するためのブログ。たぶん、読書感想文が中心。

読書のブログ記事

読書(ムラゴンブログ全体)
  • 宇喜多の捨て嫁読了

    木下 昌輝著『宇喜多の捨て嫁』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 高校生直木賞なる聞きなれない賞に選ばれたらしい本作。 高校生直木賞に関しては各自で調べていただきたい。 表題作を含む6編の短編からなる本作だが、全て宇喜多家にまつわる物語である、それぞれが密接にリンク... 続きをみる

  • 失楽園の武者―小説・大内義隆読了。

    古川 薫著『失楽園の武者―小説・大内義隆 』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 さぼってたわけじゃないんですが、どんだけぶりの更新ですかね。 本は読んでいたんですが、資料系のものが多かったので感想を綴るようなものじゃなかったりだったんですよ。 で、久々に感想を綴るこ... 続きをみる

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  • 一刀斎夢録読了。

    浅田次郎著『一刀斎夢録』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 浅田次郎の新選組三部作の掉尾を飾るらしい本作。 壬生義士伝-輪違屋糸里-一刀斎夢録で新選組三部作だとか。そんな括りがあるなんて知らなかったもので、背表紙の宣伝文句を見てへーと思った次第。 輪違屋糸里は未読だ... 続きをみる

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  • 裏切り涼山読了。

    中路啓太著『裏切り涼山』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 既にお気に入り感さえ出てきた中路啓太氏の著作である。どうやら二作目らしい。 本作は三木合戦、つまり世に名高い三木の干殺しを舞台にした物語です。 しかし、どれぐらい世に名高いだろうかね。戦国時代を少しでもかじ... 続きをみる

  • 曽我兄弟の密命 天皇の刺客読了。

    高橋直樹著『曽我兄弟の密命 天皇の刺客』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 霊鬼頼朝が掘り出し物だったので、同じ著者の本を買って読んでみたやつ。 いや実はこれの前に『異形武夫』という南北線時代を舞台にした連作短編を読んでいたんだけど、うまいこと感想がひねりだせなかっ... 続きをみる

  • 霊鬼頼朝読了。

    高橋直樹著『霊鬼頼朝』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 おなじみの(?)ブッコフの100円コーナーで見つけたシリーズ。 タイトルの通り頼朝さんの本です。源さんちの頼朝さんね。 ある年代以上の人が「ああ、あの人ね」と思い浮かべた肖像画が実は別人だった人ナンバーワンの... 続きをみる

  • 砂の王メイセイオペラ読了。

    佐藤次郎著『砂の王メイセイオペラ』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 久々に更新してみせたと思ったら、歴史小説の感想でなくて競馬ドキュメントの感想ですね。 ウマ娘の発表以後、僕の競馬熱が燃え上がった結果、手にした一冊です。 競馬を知らない方に競馬を説明するのは存外ム... 続きをみる

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  • 武神 八幡太郎義家読了。

    桜田晋也著『武神 八幡太郎義家』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 ブッコフの100円コーナーで見つけたシリーズ。奥付によれば初版は1997年。割りと昔だ。 八幡太郎義家さんのお話です。知名度は…イマイチかな? 『いい国作れず鎌倉幕府』でお馴染みの源頼朝・義経兄弟の... 続きをみる

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  • 義貞の旗読了。

    安部龍太郎著『義貞の旗』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 ただでさえ記事が少ないなかで、安部龍太郎の著作が二冊目で、新田義貞モノも二冊目というかぶり具合。我ながら好みが偏っていますね。 南北朝時代、南朝に仕えた忠臣とされる新田義貞を主人公にした物語です。例によって... 続きをみる

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  • 獅子は死せず読了。

    中路啓太著『獅子は死せず』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 著者の作品は『うつけの采配』を既に読んだことがあったのだが、文庫化されたのがうつけが先で、どうやら作品として世に出たのは獅子は死せずのほうが先だったことを今しがた知った。 うつけの采配でも吉川広家を主役に... 続きをみる

  • 新田義貞読了。

    新田次郎著『新田義貞』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 そういえばちょっと前に読み終わっていたんだよね、これ。 ブッコフで上下各100円で売ってたのを見て買ったというあれなんだけど、どうやらもう絶版ものらしい。 新田義貞といえば南北朝時代の南朝側の武将なんですが、... 続きをみる

  • 冬を待つ城読了。

    安部龍太郎著『冬を待つ城』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 この本の感想やレビューを記す時、多くの人が書き出しでこう書いているので私もそれにのっとろうと思う。 「『九戸政実』という名前を知っている人はまずいないであろう。」と。 戦国時代の人なので、信長の野望とかで... 続きをみる

  • 陽炎の旗読了。

    北方謙三著『陽炎の旗』を読了した。 以下、ネタバレを含めつつ感想みたいなものを綴りたい。 建前上、足利頼冬が主人公なのだが、視点はあちこちにうつるので群像劇といえるだろう。 南北朝時代末期、足利義満治世の時代ということで個人的にはすこぶる燃える舞台なのだが、繰り広げられるのは史実に基づいたものでは... 続きをみる